2012年 01月 28日
トレッキングについてはまた明日からって事で、 今日はリアルタイムなニセコについて。 といってもほぼ親父についてのこと。 この方、身長158cm現在60歳。 定年退職後、また働くよ!と言いつつ大した就活もせずに 失業保険を頂きながら呑気な生活をしております。 我が父親、長谷川和正がニセコに来たのは5日前の1/23。 貯まったマイルで往復航空券を買い、素泊りな5泊6日。 我々夫婦の完璧なガイドにより満喫したと思われます。 到着日の15:30にはウェルカムセンターまでお出迎え。 ウチらと同じ宿は満室だったので、別の宿に。 そこまで案内して、保護者の如くチェックインのお手伝い。 宿のスタッフさんの丁寧な説明があっても イマイチ要領を得ないようで、、、 スタッフさんが、僕に、 「お父さん、大丈夫ですかね~?」 「相部屋の方はオージーなんですけど…」 ってとても心配そうに聞いてきた。 「まぁ、大丈夫じゃないですか。」 って完全に他人事のように答えておいた。 荷物を置いて直ぐに、親父のリクエストにより 毎日通う事になるコンビニや温泉を案内する事に。 案内するほどでも無いけどね、、、 んで、もう夕方だからそのまま"船長"で呑むことに。 昔話etc。相変わらず過ぎる感じで呑んで喋ってます。 翌日から滑るんですが、 親父は完全なる昭和のスキーヤー。 全くもって時代に乗り遅れていて いわゆるカービングスキーを手に入れたのもつい先日。 それまでは190cmの真っ直ぐな板に乗ってました。 パウダー⁉何だそれ⁉って感じなので、 気持ち良く"グルーミングされたバーン"を滑って頂くために、 どのようにガイドすれば良いか、 いつもとは異なる思考でプランニングしなければなりません。 初日は良かった。 大して降ってないからとにかく圧雪面へ。 センター4をおかわりして、6Cからも緩斜面で下りたり。 ウチらもいつもとは違うルーティンでそれなりに楽しめた。 ランチも3人仲良くカレー屋へ。 2日目は積もりに積もったので、 ウチらは初のスーパーコース×2本。 親父は勿論、圧雪面×2本でスタート! んで、花園に移動してお互いにエンジョイしました。 3日目も前日同様のスタートから 花一カフェの休憩などいつも通りの 親父ルーティン。ヒラフに戻る際に、 ファミリーへと繋がるパウダーエリアを滑れないのが ちょっと残念です。 4日目はトラブル続き。 センター4降りて6Cに並ぶ。なかなか開かずにイライラと。 んで、やっと動いた6Cから花園にトラバース。 したら前方を進む親父が6Cの斜面に落ちた。。。 軽く埋まっとるがな…… でも自力で生還して来た。 確かに視界が悪かったね。 んで、親父に 「いつも通り花一まで下りるよ。」 って伝えて僕はレフトのオフピステ&ツリーへ。 親父は圧雪面へ。 でもこの日の花園は、 圧雪の上にもっさり積もっていてそちらもオフピステ状態。 我々スノーボーダーにとってはウハウハなんですが、 昭和スキーヤーの親父にとっては、 「何だこれ!!滑れねーよ!」って感じらしいです。 なので、 花一で合流した時には精も根も尽き果てた感じで 頭とゴーグルを真っ白にして下りてきた。 そして珍しく小さな声で、 「おまえら行って来い…俺は休む…」 って言うんで、 遠慮無く極上パウダーを2本ぐらいご馳走になってから 話を聞くと、 花3辺りで深雪にハマり、 ひっくり返って板が外れたらしい… そりゃ大変。 「今日はもうイイや…」って完全に不貞腐れ気味。 ゴーグルも凍ってるんで、乾かしにヒラフエリアに戻って解散。 夜はナイターの予定だったけど、 くたびれてるらしく、ナイター止めて早めにまた"船長"へ。 最終日はハイパー晴れ男ぶりを発揮した親父。 予報に反してまさかのピーカンです。 前日に、 「明日もこの調子で積ってたら滑らずに早めに帰る!」 なんて"弱気な事を強気で"言ってた親父も、 朝電話してみると、 「おっ!晴れたな、んじゃ行くか!」って。 いやいやウチらは降ってても行きますが、、、 いつも通りセンター4で待ち合わせ。 今日はウチらもカービングday。 気持ちよーく滑って、センター4前の斜度変化の所で 親父を待っていると、 親父は昨日のリベンジもあって更に気持ち良かったらしく、 完全にウチらを無視してそのまま降りて行きやがった… なんだそれ… んで、天気もイイし、皆さんはゲート目指して上に上がって あんまり人もいないので、もう一本同じコースを。 そしてまた気持ちよーくグルーミングバーンを滑って親父が一言。 「これが俺が知ってるスキーだ!」 だってさ。 良かった、良かった。 ガイドとしては一安心です。 とにかく天気が良くて羊蹄山もバッチリ。 記念撮影もしといた。 親父が着てるウエアはこの間の還暦祝いで 弟夫婦からプレゼントされたもの。 「いや~、これあったかくってイイよ。」 ということらしいので、しっかりお土産買って帰るように 言っておきました。 板とブーツは冥土の土産ってことで、 先日新調したもの。 一緒にお店に行って選びました。 帽子とゴーグルは僕のものです。 まだまだカービングスキーに慣れない親父。 本人曰く徐々に慣れてきたらしいですが、 未だに腰高でターン弧は小さめの左右対称って事が多いです。 "昭和"です。 まだまだ面白エピソードはあるんですが、 長くなりすぎるんでこの辺で。 うちの親父を知る身内の方々は、 腹を抱えて笑って頂けたのではないでしょうか⁉ 荷物のスタイルも今時のコロコロでは無く、 ザック&手持ちのスキーバックという完全なる"昭和"です。 「バスはつまんね~な、北海道の電車に乗りて~な。」 というよくわからんが、親父らしい発言をして 無駄に時間とお金が掛かる手段で千歳空港に向かいました。 しかし、たった今掛かってきた電話によると、 晴れ男パワーも尽きたようで、大荒れの天気。 フライトは遅延あるいは欠航といった状況のようです。 とりあえず無事に戻ることを祈ります。 別れ際、伝説の"また誘ってくれよ!"発言は無かったですが、 相変わらずな感じでした。 とにかく愉快というかざんねんというか、、、 まぁ、損のしないナイスなキャラですね。 親父、お疲れ! またね~。 一読して頂き、ありがとうございます。 ブログランキング参加中。 一日一回、四角い世界一周ボタンを ポチッとクリックお願いします。 色んな世界一周ブログにも行けますので。 にほんブログ村 携帯の方はこちらから。 世界一周ブログランキング
by sgyksgyk
| 2012-01-28 19:01
| 北海道虻田郡倶知安町
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スノーボーダーでフジロッカー、ちょっとボルダラーな夫婦の旅記。2011.7.1に世界一周スタート。2013.3.25に帰国。ただいま日本。 by sgyksgyk 最新の記事
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