たびたびブログ ~夫婦ふたりで世界一周~

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2012年 08月 31日

ラマダンに関する更なる考察。



もう溶けてしまうのではないかと思わせるカイロの暑さ。
ちなみに訪れたのは8月1日からの4日間。
アフリカ縦断トリップの疲れとそこでの涼しさからのカウンターなのか、とにかく参ってました。

夜の賑やかな街並はそれなりに楽しい。
それと、ロンドン五輪サッカーJAPANvsエジプト戦のタイムリーなエジプトでの観戦。
これも僕だけはかなり興奮した。
しかしそれ以外では日中に特にテンションが上がることは無いまま過ごしてました。


とにかく暑いんです。


なのでエアコンがかなり恋しくなりマクドナルドに行ってみました。
そしたらとても興味深い様子を見ることが出来ました。










マクドナルド周辺の壁には日本のそれとは異なるグラフィックアートが。

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政治的なメッセージが含まれてそうなアートも。

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さてさてその辺はさておき愉快だったマックのお話です。


まず驚いたのはそのメニュー。
ラマダン中のスペシャルなメニューがあるのです。
その名もラマダンマック。


僕らも便乗しまして、こんな感じです。

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ビッグマックに骨付きチキンナゲットにLサイズのドリンク。
そしてLサイズポテトにいくら頼んでもドレッシングの貰えない無いサラダ。
そしてアイスも付いてくる、これで締めて37ポンドぐらい(約¥480)、
コシャリは3ポンドでお腹いっぱいになるからエジプト感覚でははっきり言って高いです。
これにLサイズドリンクを追加して2人でシェア。



ここまではなんとなくわかる。
ラマダンを逆手に取って、食べるときは豪華にってことでしょ。
うんうん、理解出来る。その気持ち。




このプチ豪華メニューをウチらが食べ始めたのが5時半過ぎ。
この時の店内はこんな感じで、何も注文せずに涼みがてらだべってる方々が数人。

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しかーーし!!!




日没に向けて徐々に増え出す客。そして本当にあっという間に満席。
でもどの席にもハンバーガーもドリンクもありません。座っておしゃべりです。





ちょっと気まずくなってきたけど、警備員なこいつも笑顔やし、

ラマダンに関する更なる考察。_d0177887_1683945.jpg





どんな結末、というかどんなラマダン解禁になるのかを見届けたくて、
端の席に居座って観察していた。



すると徐々にお客さんに動きが。まずは注文です。
注文して支払いが終わると、皆さん何も持たずに席に戻ります。
おとなしく談笑して座ってます。




この頃になると更にお客が増えて、既に食べ終わっている我々には退席命令が下されました。



仕方無く表に出て観察を続行。
(でも写真撮影はいい加減、下衆かなって思って止めておきました。)

ラマダンに関する更なる考察。_d0177887_16102955.jpg



すると、先ほどまでただ喋ってるだけだった店員達の手によって、
徐々に大量のラマダンマック達が各テーブルに運ばれだします。
ほぼ80%の割合のオーダーがラマダンマックで、
それらが何一つ手を付けられること無く、各テーブルで待機してます。




そうです!まだ食べてはいけないのです。。。




しかし、皆さん"待て"の指示のままおあずけになっている犬のごとくじっとしている訳ではなく、
談笑、談笑です。むしろしそうです。





僕がそこにいたら耐えきる自信はありません。。。
およそ12時間は飲み食いしていない状況で、目の前にご馳走。
無理だな~、速攻でかぶりつくな~、瞬殺だな~。





そして待望の日没が訪れる。



みんなして一斉にがぁーーーって食べるのかと思い、どこかそんな姿を期待してたんですけど、、、
意外と普通でした。落ち着いてます、普通な感じです。慣れたもんです。堂に入ってます。
むしろ先ほどのウチらの方がよっぽどがっついてましたよ。






彼らがとても大切にしているイスラム教の教え、ラマダン。


うーーーん、深いです、奥深いです。
元々は満足に飲み食い出来ない貧困層の状況を疑似体験しようと始まったものらしいです。
現在はどういった状況なのか詳しいことは正直わかりません。
鬱陶しいなって感じてる人もいるでしょう、我慢しきれない人もいるのかもしれません、
しかし、マクドナルドにとても楽しげに、あたかもお祭りのごとく訪れている彼らの姿を見ていると、

皆さん、本当に上手に付き合ってるな~って感じました。


自分も味わってみたいとまでは思いませんが、
なんだか妙に感心させられたおよそ1時間半の出来事でした。



ちなみにリアルタイムではトルコです。
こちらもイスラム圏ですが、その影響は緩そうな気配です。



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by sgyksgyk | 2012-08-31 16:15 | Egypt


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