Pyramidはピラミッドであり、それ以上でもそれ以下でもなかったです。

こちらの世界有数の観光地、ギザの三大ピラミッド群。





それに関しての個人的な感想はタイトル通りです。


暑さにヤられてたし、客引き諸々はウザいし、エジプト文明に関して勉強不足やし、
デッカくて迫力はあるけど、どこからどう見てもピラミッドはピラミッドやし、、、


ということで古代のロマンに浸ること無く終わりました。
ひとつの重大事件とともに・・・









こちらはピラミッド内部への入り口、ウチらは入りませんでした。






はい！了解です！登りません！






ライトアップ用の照明が沢山。






でもゴミも沢山、、、こういうのは良く無いですよね。







それからもう一つここの問題点といえば、

入場料を払ってゲートを通過した後に、
ウザいの度が過ぎてる大量のラクダ乗り客引きや、
わけわからん土産屋、躾けのなっていない子供達が沢山待ち構えているということです。








金払って入った後はもう少し静かにゆっくりと歩かせて貰えないですかね。。。





















何故にそう強く思うかって言うと、
そうなんです、あのゆきえさんがぶち切れたんです。。。

















事件は一番デカいクフ王のピラミッド下で起きました。





ウチらはラクダ乗り客引きを"チケットは絶対に渡さん作戦"であしらい、順調に進んでました。
すると前方からイスラム教の布切れの被り物を押し付ける若者が現れる。
どいつもこいつも「ラマダンだからフリーだ！」って言いながらそれを無理矢理それを渡してきて、
後で金を要求するスタイルで攻めてきます。



そのやり口は知っていたので、袋に包まれた被り物は決して受け取らないようにしていたのだが、
そいつは自らその袋を開けて、中身を出し、俺の帽子を取り無理矢理被せてきた。。
思いっきり笑顔で。いらないよっていくら伝えてもフリーだ！問題無いよ！って。笑顔で。







でもピラミッド第一コーナーを曲がった辺りで彼の表情が変化してきて、
「スモールマネープリーズ」って繰り返しつぶやくようになる。
やっぱりきたかと。まあね、そうだよね。。。






私、長谷川正吾はだいぶめんどくさくなってきたので、
ナミビアで余ってしまい、南アフリカでも両替出来なかったナミビアドルを
すこ～しだけ渡すことで、この場を収めてピラミッド鑑賞を進めたかったのです。








そこで妻に相談。「ユッキー、ナミビアドルってあったよね？」って。










すると長谷川祐紀恵は、完全なるしかめっ面で、
「なにー！？お金って言ってるのー！？」って感じでキレ気味。








そして、「いーよ、返すから！！！」って私の頭から布切れをもぎ取り、
温和な笑顔から徐々に硬い表情に変わりつつあるエジプシャンに無理矢理返す。












でもそれ受け取ろうとしないこのエジプシャン、何やら怒り始めて、
終いには吐き捨てる様に驚きの一言、










「It's open!!!」って。。。











えっ・・・？？？








流石にどん引き、僕は思わず笑っちゃいました。。












しっかし、すでにヒューズの飛んでる妻にとっては全然面白くなかったらしい・・・








ここまでの旅では全く見せたことの無い、
というか9年間の付き合いで一度も見せたことの無いぶち切れな表情、
そう、まさしく鬼の形相で、










「You open!!!!!」







って叫びながらその辺に布切れを放り投げた。。。






そうだぞ、間違い無くおまえが勝手に開けたんだぞ。って思いながら僕は苦笑い。











そいつはその布を拾い上げ、「ファック！！！」って言いながら去って行きました。

ゆきえさんも負けじと同じような放送禁止用語で対応してました。。。

長谷川祐紀恵選手の勝利のようです。

















しかし、こういった場面では、
インドでチャーリーから学んだ格言、"怒ったら負け"もまた正しいのです。












だってこの後しばらく全然楽しく無い。。。
そしてとにかく暑い！ってことでスフィンクスをサクッとすり抜けてケンタッキーへ避難。








涼しさと完璧なる三大ピラミッドとスフィンクスの景観を手に入れての、ランチタイム。








しかし先ほどの一世一代の大バトルで疲れきってしまったのか、
気が付いたらユッキーはこんなことになってました。。。







それでもちょっと寝たらスッキリしたらしく、再入場の許可を頂き再度ピラミッドエリアへ。






今度はゆっくり楽しめました。







この上部に表層石が残っているカフラー王のピラミッドが一番カッコいいですよね。












これは一番小さいけど、最もバランスが良いとされるメンカウラー王のピラミッド。







でもやっぱりピラミッドはピラミッド。それ以上でもそれ以下でもありません。我々にとっては。




ピラミッドパノラマの方まで歩こうかと思ったけど、
何やら見回りのおじさんにもう閉まるよって止められたので、終了。

一応、こんな記念撮影をして帰路につきました。







いやいやこんなものですかね、ピラミッドに関しては。







"ゆきえ鬼の形相事件"は封印しようと思っていたんだけど、
とある旅友からのリクエストがあったので、書き加えてみました。
記事タイトルも「仏もキレるピラミッド」に変えようと思ったのですが、
こんなトラブルも含めてのエジプトピラミッドかなって思ったのでそのままにしてみました。
さすが世界三大ウザい国のひとつであるエジプトです。
仏のゆきえさんをキレさせるっちゃよっぽどです。


まぁ、暑さで導火線が短くなってたってことで、今振り返れば愉快な思い出です。






そういえば、、、考古学博物館には行かずにダハブに向かうことになりました。





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