二兎を追うものは一兎をも得ず。

セドナでパワーのやりとりをしてからフラッグスタッフなる街へ。
ここではキャンプ場探しが難航し、予定変更でモーテル泊。
サンクスギビングデーミラクルなのか、なんなのか、よくわからんが、
とにかく交渉役のゆきえもビックリなディスカウントがあり、1泊36ドルで泊まれました。


んで翌日に東へ。目的地はサンタフェって街。
でもこの日はアルバカーキの少し先のキャンプ場泊。
なんだかニューメキシコ州という響きとは裏腹にガッツリ寒い夜にBBQして就寝。


朝も寒いせいかしっかり寝坊。そのために出発が遅くなる。たしか10時半頃。


この遅れで全てが狂ったのだと思われます。











サンタフェは午後でってことでサクッと通り越し、
途中小さな見応えのありそうな集落などをすり抜けてタオスって街へ。


ここにはリオグランデ渓谷の"大地の裂け目"なる景勝地がある。
そこへ向かう途中、道を間違えて更なるロス。














でも来るだけの価値がありました。写真では全くと言っていいほど伝わらんのですが、
文字通り大地の裂け目でした。妻も大満足。










この辺りはターコイズの本場らしいです。














んでその後にタオスプエブロ。







ここは世界遺産登録もされているネイティブアメリカンの暮らしが覗ける所。
でも入場料もかかるし、早くサンタフェに戻りたいし、ってことで入るかどうか迷う。








そんななか入り口でこの写真を撮ってたら入場料払いなさいって注意を受けて、
んじゃ、退散しますかってことでサンタフェに。











タオスの街も素敵なのでゆっくり見てみたかったね。







そんな衝動を抑えてかっ飛ばしたにもかかわらず、サンタフェに着いたのは4:30頃。
すっかり陽も落ちかけて暗いのです。








どうしてこの街にこだわったかって、
一つには旅友テルくんのプッシュがあったから。
もう一つは"ノルウェイの森"下巻119ページで出てくる一節が印象的だから。






　　僕はある画家をインタビューするためにニューメキシコ州サンタフェの町に来ていて、
　　夕方近所のピツァハウスに入ってビールを飲み
　　ピツァをかじりながら奇蹟のように美しい夕陽を眺めていた。

　　世界中の全てが赤く染まっていた。

　　僕の皿からテーブルから、目につくもの何から何までが赤く染まっていた。
　　まるで特殊な果汁を頭から浴びたような鮮やかな赤だった。
　　そんな圧倒的な夕暮れの中で、僕は急にハツミさんのことを思い出した。






しかし僕らが訪れた時に真っ赤に染まっているのはここだけだったんだ。








そして夕陽はすっかり沈んでいたんだ。








でもピザ屋には入ったんだ。





きっとここだろうって店に。









そしてワタナベはここでインタビューをしてここでハツミさんを追憶したのだろうと、
勝手に決めつけて気分を盛り上げたんだ。









それでもとにかくピザは美味しかったんだ。
まるで特殊なスパイスでも使ってるんじゃないかってぐらい美味しかったんだ。










そしてJUNくんの"アメリカのピザが一番うまい説"もまんざらではないと思ったんだ。













そんな風に空腹を満たした我々は夜の街をブラブラして、
テルくんがアツく伝えてくれたサンタフェの魅力をわずかではあるが味わうことにした。





































































確かに素敵な街なんだ。でもとにかくもう何もかも全てが遅かったんだ。
本当にこの日は二兎を追うものは一兎をも得ずになってしまったんだ。













やっちまいましたね。。。




テル君、こんなグダグダでなんだかすまんね。


まぁね、こんな時もあるさ。



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