たびたびブログ ~夫婦ふたりで世界一周~

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2013年 02月 20日

あの光景と引き換えに考えたいこと。

とりあえずこれを見て下さい。





自分が撮ったわけでも無いし、うちら夫婦が写ってるわけでもないのですが、
ちょっとわけあってこの動画の縮小処理をしたので、持ち主の許可を得てアップさせて頂きました。
チーム修学旅行の皆さん、どうもありがとう。

とにかく好きなんだよね~、これ。最高です。

ではでは、この最高最強の映像をふまえて続きをどうぞ。












ウユニ塩湖、鏡張り、確かに素晴らしい。

絶景、天国、奇跡、どれも何となく違う気がする。

どうやって形容していいものか、、

僕のボキャブリーではそれにふさわしい表現が出来ない、そんなところだと思います。


それと同時にウユニの町とそこに来る日本人旅人を取り巻く環境はとても特殊です。
他の観光地と比べればめんどくさくて不自由なこともしばしばです。


その辺りをふまえて、今回は何を書くかって、
あの光景に出会う前、そして出会った後に考えてみたい事です。
こういった類いの記事はなんとなく苦手なんですが、
少し思うことがいくつかあったので書いておきます。

「うるせぇよ、何様のつもりだよ!」

そんなお言葉も聞こえてきそうですが、書いておきます。
長文なので興味の無い方はここらでスルーして下さい、お願いします。





まず、ウユニの町に着いてからウユニ塩湖に向かう手段などについて。

その辺りの情報についてはこちらのリンクに是非飛んで下さい。

ぼちぼち世界一周を終え、日本に戻るであろう7っちゃん&U太くんのブログです。

いきなり丸投げですが、、、
これを読んでおけばウユニの町であたふたすることは無いでしょう、間違い無いです。







では改めて自分が言いたい事について。


あの光景と引き換えに考えたいこと。_d0177887_15533915.jpg




大前提として、なんでこんなめんどくさい事を書くかって、
それは、旅人が今だけで無く、いつまでも雨期のウユニ塩湖を楽しんで欲しいからです。





これはかなり有名な話だから多くの方がご存知だと思いますが、

雨期のウユニの鏡張り、"天空の鏡"、これにこれほどまでにアツくなってるのはジャパニーズだけです。
欧米の方々はそれほどアツくありません、むしろ乾期のウユニ塩湖で真っ白な平地を楽しむようです。
ウユニの町自体もそちらの方をおしてると思います。今はすこしずつ変わってるかもだが。。

実際、ウユニで鏡張りのポストカードを手に入れようと思ってもほとんどありません。

それぐらい日本人のはしゃぎっぷりは特殊です。

そんなテンションあげあげの日本人、世界各地でマナーが良いとされてますが、
ここウユニではそのような印象を持たれていないように思えるんです。
なので、宿のおばちゃん達に色々と意地悪されてるような気がするんですよね。
僕らもチェックアウト日にバスの時間よりも早々にシェアスペースから追い出されました。


僕もウユニに来る前に旅友の情報でどこどこの宿はおばちゃんがヒドいとか、
あそこはシャワーが使えないだとか、色々と聞いてて、やだな~、そういうの。って思ってました。


でも実際に来てみて、根本的な原因は我々の側にあるんじゃないかと思ったのです。


だからこんなこと書いてます。


マナーの悪い客が増え、それがつもりつもって、
段々と雨期に来る日本人へのアレルギー体質が出来上がって、
普通にしてる客も被害にあって、ウユニ塩湖の思い出も半減、最悪は日本人は宿泊お断り、
いつかもっと雨期のウユニが世界的に流行った時にそんなことになったら悲しいです。

今でさえ、新月パニック時はベッドが足りないらしいですからね、
その原因は日本人、これに南米大好きイスラエル人辺りが加わったら大変な事になりますよ。

だからまだ間に合うはずの今、少しずつ改めるべきだと思うんです。









「日本人、ウユニではマナーが悪いと思われてる説」





そんなことになる最大の要因はウユニの水不足だと思うんです。

どうやら慢性的な水不足のようですよ、ウユニは。
だって雨期で雨が降った後でも断水してましたからね、まぁ原因はあったんですが。






その原因は手洗い洗濯です。


ウユニ塩湖に行ってはしゃいで帰ってくれば、ズボンは塩で真っ白、そりゃ普通です。
見映えがいいようになるべく派手な服着て出掛けて、汚れればそりゃ洗いたくなります。
わかります、その気持ち。実際、うちの妻も洗おうとして宿のおじさんに注意を受けてました。
その前には同じ宿のみんなが洗ってました。


確かにランドリー禁止の張り紙は無いし、
それまでちょこちょこ洗ってたものは特に何も言われなかったので、
洗う事自体がマズいのでは無いかも。今回はその結果が断水だったからマズかったのかもです。


とにかく手洗い洗濯する場合は必ずお伺いを立てましょう。


ウチらが泊まった宿では手洗い洗濯の結果、断水。
そして宿のおばちゃんがご機嫌ナナメってやつだったんです。
そりゃ、そうだよね、おばちゃんにしたらたまらないよね。
お客さんがやった事とはいえ、そこに住む人達の普段の生活にも影響するからね。


我々旅人が、あくまで客とはいえ、
朝は早くから出掛けて、はしゃいで、遊んで、夜遅く帰ってきて、バシャバシャ洗濯始めて、、、
そのあげくの断水って。。。そりゃ、機嫌も損ねるわ。




お気に入りの一枚、すぐに綺麗にしたい。
これしかないというズボン、すぐに洗いたい。
その気持ちはよ~くわかる、、、気がする。


でもね、何も考えずに手洗いでバシャバシャ水を使うのは無しでしょう。
ましてシャワー浴びながらの洗濯とかはもっと無しでしょう。
せめてバケツに張った水でそっと洗う、それぐらいですかね。
あるいはちょっと割高を覚悟してランドリーサービスに出す。そうしましょう。


因に僕のジーパンもしっかり汚れましたが、
3日後にラパスでランドリーサービスに出して普通に綺麗になりました。



そんな感じで、


「ウユニで水を使う時は、その有り難み、その貴重さを考えながら使いましょう」




そのようにすれば宿の方々との関係は良好なままだと思います。

色んな悪い噂も聞いたけど、実際はいい人達が多いと思うよ。
新月時にキャパオーバーな客が来て、それが無駄に騒いで、無駄に水を使って、、
そんなことがあったりするからおばちゃん達もイラっとしちゃうんじゃないかな。



あんなに気持ちが良いところの拠点になる町ですからね。


少しでも気持ち良く過ごしたいですよね、

だからこそはしゃぎ過ぎて我を見失わずに、宿の方との関係は良好に。



あの光景と引き換えに考えたいこと。_d0177887_1602865.jpg








それともう一つ、それはドライバーさんへのチップ問題。


まぁ、これは個人の問題、気持ちの問題なので、決して強要する事では無い。
しかも日本ではチップの文化が無いから、それこそ、えっ!?そんなん払うの?ってなるかも。
確かにそうなんですが、、、僕も強要されるようなチップは嫌いなんですが、、、
ここのドライバーはそんな態度を全く見せていなかったので、気持ち良く渡すことが出来ました。



一台の車をチャーターして5~8時間拘束して900~1000ボリ、日本円にしておよそ¥13,000。
これを7~8人で割ったら一人当たり¥1,700ぐらい。安いでしょ、これ。


あの光景と引き換えにその値段なら安いよ、絶対。


まぁボリビアの物価自体も安いから、
何と何を比較してどう考えれば良いのか、果たしてその値段で旅行会社側はどれだけ儲けてるのか、
ドライバーはいくら貰ってるのか、詳しいことはよくわからんが、決して高く無い料金設定だと思う。
旅行会社の人もすごく親身になってチャーターするかどうかの相談に乗ってくれたし、
ドライバーさんもすごく気持ちの良い応対だった。

ウチらの時はどこに行っても、何を見ても鏡張り状態だったから、
ドライバーさんは楽だったと思うが、水が少ない時にそれを探し当てるのはドライバーさんの腕次第。
その腕を磨いて頂くモチベーションになるのは積もりに積もっていくチップじゃないですかね。

いいところに連れて行けばチップが弾む、そのようにドライバーさんが思ってくれれば、
さらに頑張ってくれるんじゃ無いかな、そう思います。

また仮定の話になるんだけど、もし世界的に雨期の鏡張りが流行って欧米人が多数訪問、
欧米人はチップばんばん、日本人ケチってなったらね、何かね。まぁ、そんなことは無いと思うけどね。




とにかく、いくらでも良いと思うんで、


「良い思いが出来たら気持ち良くドライバーさんにチップを」


ちなみに7っちゃん情報によると相場は1人10〜20ボリらしいっす。




日本人による日本人のための繁忙期のために不眠不休で車を走らせるドライバーのジョニーさん。


あの光景と引き換えに考えたいこと。_d0177887_1621229.jpg




我々がはしゃいでる間に眠るようです。どうもありがとう。










最後にウユニ塩湖のリチウム問題。

ウユニ塩湖には世界の埋蔵量のおよそ半分のリチウムがあるとかないとか。
リチウムは電気自動車に使われたりとか。とても貴重なもの。
決して豊かではないボリビア、それはそれは大きな収入源になるかもです。


それ故にウユニ塩湖は世界遺産登録されて無いんじゃないかな、
登録しちゃったら掘れなくなるだろうしね。観光地化より資源採掘、その方がお金になるでしょう。


そんな状況で、「お願い、掘らないで」「いつまでも今のウユニでいて」そんなことは僕は言いません。
ていうか、そんな事を言える立場にありません。

大してお金を落としていかないバックパッカー向けの商売するよりリチウム採掘。
そんな風になっても仕方が無いです。それを決めるのはボリビアの方々です。



だからさ、何が言いたいかって、、、



「あれを見たい人は急いで」ってことだね。


まぁ、ウユニ塩湖はめちゃくちゃデカいんで、今直ぐに目に見えての変化は無いと思いますが。
でも10年前と今とでは確実に白さに変化があるようです。
まぁそれは車の往来が増えたってことで、我々がそこに入る事自体が原因なんだと思うんですが。
確かに僕も最近行ってる人のブログの写真より、
3年ぐらい前に行ってる人の写真の方が白さが綺麗な気がするんですよね。


より綺麗なものを見たいのなら、尚更急いで下さいね。







それでは、長々と失礼致しました。




とにもかくにもウユニ塩湖は最高最強でした。


あの光景と引き換えに考えたいこと。_d0177887_1633950.jpg




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by sgyksgyk | 2013-02-20 16:15 | ボリビア多民族国


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